口を育て、口力を高め、口の機能をより良く維持向上することを目的に開発した「人の生きる基礎力」にダイレクトに繋がる『クチトレプログラム』を、社会に役立てていきたいと思います。人の大切な人生の中で、口のことで困ったり、悩んだりすることのない社会に貢献したいと考えています。私たちは、これからも試験、調査、研究を行い、さまざまコミュニティーに合ったプログラム等、研究開発を行い、社会実装に向けた活動を行っています。みなさまと一緒に何かできることを、やっていきたいと思っています。
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笑顔プロジェクト
子どもの笑顔プロジェクト
子どもの口づくり研究事業
おける口づくり研究事業
子どものクチトレ*こどもの成長発達に口づくりは効果的です。
生後6ヶ月から健やかな成長発達のためにできることがあります。
私たちと一緒にクチトレで口づくりをしませんか。口づくりは、人が持って生まれた「食べる力、話す力、鼻呼吸、睡眠、表情、免疫力」を十分に発揮するために、とても大切なことです。
岩見沢市子育て支援センター(教育委員会)✕ 九州大学循環器内科(北海道大学COI)
対象:
生後9ヶ月から15ヶ月の赤ちゃんとお母さんの二人一組(28組)
実施期間:
3ヶ月間
方法:
赤ちゃんは「ちいさなクチトレ」、お母さんは「クチトレプラス」を使用して毎日1日3回を目標に実施。
目的:
2つの目的
成果:
2つの目的ともに達成できることが確認できました。
具体的例:
3歳頃にはみられるクチトレで解決できる可能性がある困りごと
口呼吸、慢性的な鼻づまり、扁桃肥大、くちゃくちゃ食べ、丸呑み、食事がすすまない、食事中にウロウロする、落ちつかない、睡眠不足、寝つきが悪い、寝起きが悪い、いびき、よだれ、歯ぎしり、言葉がうまく出てこない、言葉が聞き取りにくい、表情が薄い、元気がない、アトピー、アレルギー、喘息、虚弱等々、
岩見沢市発達支援センター(教育委員会)✕ 九州大学循環器内科(北海道大学COI)
対象:
発達支援センターを利用している子ども (17名)
期間:最長12ヶ月間
方法:
インストラクターが、子どもの口の大きさに合わせてクチトレプラス / ちいさなクチトレのいずれかを選んで使用。
毎日1日5回を目標にして実施する。
目的:
5つの目的
参加してくださったお子さまの診断名:自閉症・ダウン症・プラダーウィリー症候群・筋ジストロフィー・ADHD・虚弱・知的な遅れ
成果のまとめ:
5つの目的は概ね達成することができました。
具体例:
口力の低下によって起こりやすい子どもを困らせること
口呼吸で舌や口の中が乾燥している、口臭がある、食事がうまくいかず栄養が十分に摂取できない、言葉がうまく出てこないためコミュニケーションがうまくとれない、表情がわかりにくい、笑顔が少ない、睡眠の質が低く日中も調子がでない、よだれ、いびき、睡眠時に呼吸が止まる、眠る姿勢が心配(変な姿勢で寝ている等)いつもイライラしている、じっとしていられない、意欲がない等々
文部科学省 科学研究 挑戦的萌芽研究
岩見沢市ふれあい子どもセンター(教育委員会)✕九州大学循環器内科・山陽学園大学(北海道大学COI)
対象:
岩見沢市ふれあい子どもセンターに通園する4歳・5歳児
期間:1年間
方法:
保育園で1日3回のクチトレを実施する
目的:
成果のまとめ:
岩見沢市教育委員会 ✕ 九州大学循環器内科・上地玲子(北海道大学COI)
対象:
岩見沢市内特別支援学級(小学校、中学校、各1校)
期間:8ヶ月間
方法:
クチトレプラスを使って1日1回以上のクチトレ実施する。
評価:
Vineland™-Ⅱ適応行動尺度
目的:口唇閉鎖不全は多くの場合、口腔及び口腔周囲の筋力低下に起因しており、形態・環境・機能に不利益な影響を及ぼすだけでなく、口呼吸を誘発し易く自然に改善することは難しい。また易感染症、アレルギー、呼吸器疾患、歯列や咬合の異常、嚥下障害、発語や構音障害、睡眠障害など様々な問題を喚起しやすく、生活を困難にしている場合がある。そこで、特別支援学級において支援が必要な児童・生徒の成長発達を促すための取り組みを実施するため、試験的に市内の一部の学校の特別支援学級においてクチトレを導入した。
成果:クチトレによるトレーニング開始前と開始後で比較すると、3つの適応行動領域およびそれらを総合した適応行動総合点(すべて健常児の対応する年齢での平均100、標準偏差15の標準得点)によって評価される適応行動の全体的な発達水準が、そのほとんどが有意に向上した結果となった。つまり小学生、中学生の支援学級において、クチトレによって、適応行動が改善したことが明らかとなった。児童・生徒に対する個別の支援に有用かつ発達の改善が期待できることから、今回の試みを継続・拡大することで、極めてユニークで、実効性のある発達支援教育の充実が期待できる。また、VinelandⅡは、個別に対象者の特徴を視覚的に把握することができる評価指標であり、下位領域の粗点から、相当年齢の算出も可能であるため、個別の支援計画作成に繋がる可能性がある。クチトレは、1回3分、1日3回以上の実施が目標である。学級運営の中での取り組み、あるいは家庭との連携次第では、目標である1日3回以上の実施ができる可能性も考えられ、さらなる発達支援が期待できる。
(以上、岩見沢市教育委員会 サマーレビューより 一部抜粋)
プレス空知
北海道新聞
子どもの口づくり 成長と発達の事例
若い世代のクチトレ
中村学園大学 ✕ 九州大学循環器内科 ✕ 資生堂(北海道大学COI)
対象:
大学3年生、3年生、大学院生
期間:6週間
方法:
クチトレプラスを使って1日4回のクチトレを実施する。
評価:
資生堂で開発された「笑顔アプリ」でクチトレ開始前と後の笑顔を比較する。
目的:「笑顔をステキにして、自信を持って自然な笑顔で面接にのぞみたい」という学生の望みを叶える企画。
成果:参加した学生の感想
岩見沢市健康づくり推進課 健康づくり推進課 ✕ 北海道大学COI
目的:
口の衰えを未然に防ぎ、若々しく活動できる人を増やす。
対象:
岩見沢市民
期間:設定なし
方法:
クチトレプラスを使って1日4回を目標に毎日実施する。
月1回、市の施設で行われるクチトレフォローアップレッスンに参加する。
成果:
現在、岩見沢市保健センターの歯科衛生士(クチトレインストラクター)が指導を行っています。
参加者の感想:
市民の健康づくり
健康経営都市 岩見沢市から
病気を見つける健診から 自分で元気を発見する健診へ
げんき発見ドック+クチトレ
健康経営都市のまちの健診事業
げんき発見ドックと
クチトレフォローアップレッスン
岩見沢市健康保険部 ✕ 岩見沢市歯科医師会 ✕ 北海道大学歯学部・医学部 ✕ 北海道大学COI 参画企業・大学
目的:・高齢者の口と身体の健康増進
・自分に意識を向けることができる高齢者を増やす。
岩見沢市バラ園にて
対象:岩見沢市内の老人会の高齢者
期間:クチトレフォローアップレッスン(8ヶ月間)
方法:後期高齢者歯科健診及び節目健診・オーラルフレイル健診 を含む「げんき発見ドック」を2回実施
2回のドックの間、参加はにクチトレプラスを使ったクチトレを1日4回を目標に毎日継続していただく。
成果:オーラルフレイル改善に期待できることが明らかになった。
参加者の感想:
・杖に頼って歩いていたが、杖に頼らなくても歩けるようになった。
・体調が良くなった。
・唾液が出るようになった。
・口元のシワが減った。
・口元がふっくらしてきた。
・昔のようにエクボができるようになった。
・顔が若くなったと言われる。
・文字を読んだり、書いたりするのが早くなった。
・声が大きくハッキリ出るようになった。
・滑舌がよくなった。
・なんでも美味しく食べらている。
など。
げんき発見ドック参加者対象
クチトレアドバイザー認定講座
目的:自分と家族の健康維持増進にクチトレを活用して頂くために
対象:げんき発見ドック参加者で、1回3分間の基本のクチトレを自宅で毎日4回以上実施した方
方法:自治体の健康づくり版 アドバイザー認定講座を実施。
口力向上で生きる基礎力を高めることから始めるリハビリテーション
高齢者のリハビリとしてのクチトレ
岩見沢市(健康づくり課)✕ ゆあみーる(岩見沢市)✕ 九州大学循環器内科 (北海道大学COI)
目的:高齢者のリハビリとしての活用の可能性を調査する。
対象:デイサービスを利用中の嚥下機能に問題がある高齢者
期間:3ヶ月間
方法:クチトレプラスを使ったクチトレを1日4回を目標に毎日継続していただき、その経過について月1回の調査を行う。
成果:クチトレを規定の回数、実施できた方とできなかった方が自然に2群に分かれたことで、実施できた方は、ご自身で実感できる変化があり、できなかった方は変化がなかったか、低下する結果になった。
実施できた参加者の感想:
・食事が楽になった。
・麻痺して開かなかった手が、開くようになった。
・口の動きがよくなった。
・変化を実感している。など
高齢者の機能改善 事例